芝浦工業大学附属中学高等学校

第46回特別研究指定校

研究課題

生徒の学びの質の向上「STEAM×PBL×デザイン思考」
~探究活動とSDGs,海外教育旅行プログラムとの連動~

2020年度04-07月期(最新活動報告)

最新活動報告
新型コロナウィルス感染症拡大予防の臨時休業によって,東京にある本校は......

アドバイザーコメント

稲垣 忠 先生
「予測困難な時代」、2020年はこの字義通りの一年だった。新型コロナウィルス感染症は......

芝浦工業大学附属中学高等学校の研究課題に関する内容

※コロナ禍のため、時期をずらしてスタート。活動期間を2022年度までとする。

都道府県 学校 東京都 芝浦工業大学附属中学高等学校
アドバイザー 稲垣 忠 東北学院大学 教授
研究テーマ 生徒の学びの質の向上「STEAM×PBL×デザイン思考」
~探究活動とSDGs,海外教育旅行プログラムとの連動~
目的 探究活動とSDGs,海外教育旅行プログラムとの連動を図り,探究のカリキュラムを構築する
現状と課題
  • PBLやデザイン思考に対する教員の知識やスキル不足
    ≪教員サイドの課題≫
    • ・「新しい教育観」に基づく授業力
    • ・探究活動そのものへの共通認識
    • ・探究型授業Global Communicationのプログラム開発
    • ・STEAM×デザイン思考×PBL の共通理解
    • ・従来の教育観から脱却した評価方法の確立
  • 海外教育旅行(全中学3年生2週間のアメリカホームステイ)の再検討と探究型授業GCの立ち上げ(2021年)
  • ものづくりの将来像を描ける多様性を身につけたグローバルエンジニア育成の急務
学校情報化の現状 systems engineerが二人常駐.あらゆるPCとICT環境整備や問題にすぐ対応できる体制が整っている.
取り組み内容
  • 探究活動のプロトタイプ作成(1年目)
    • ・これまで本校が行ってきた活動や成果物で,生徒の学びの質に着目し,改善点の洗い出し
    • ・生徒の思考が深まるための手立ての検討
  • PBLやデザイン思考,SDGs,評価方法についての教員間の共通理解と知識・スキルの獲得
  • 海外教育旅行の目標と内容の再検討
    • ・探究を生かした上での目標設定
    • ・教育旅行の内容の再検討
  • GCの円滑な導入と実施(2年目)
  • ICTを探究の道具として活用
成果目標
  • 生徒が,オーナーシップをもって創造的に探究活動に取り組む
  • 生徒が,自主的に学校生活の様々な場面や活動で,社会活動においても,探究学習の手法を応用して社会課題に挑む
  • 全教員が,探究だけでなく教科指導において,PBL×デザイン思考の知見を生かした授業を行う
  • 学校全体が,生徒の学習活動や学びの成長を適切に評価する
助成金の使途 iPad、Apple Pencil、旅費、講師謝金他
研究代表者 金森 千春
研究指定期間 2020年度~2021年度
学校HP http://www.ijh.shibaura-it.ac.jp/
公開研究会の予定
  • 1年目 3月公開研究会
  • 2年目 2月公開研究会

本期間(8月~12月)の取り組み内容

 新型コロナウィルス感染症拡大予防の臨時休業によって,東京にある本校は2020年度当初からその対応に追われて,教員も在宅勤務を余儀なくされた.4月は課題指示,5月は同期遠隔授業,6月は週1回の分散登校と,全校が登校できるようになったのは7月中旬になってからである.そのため,特別研究指定校としての役目を果たせる状況になく,事務局や担当アドバイザー稲垣教授と相談し,ご高配の上で活動期間を変更することになった.

1.プロジェクトチームの立ち上げ(4月)

 2018年からカリキュラム検討委員会が2021年度から始まる新カリキュラム※1を検討していたが,本研究のためのコアメンバーをそこから選出し,研究の遂行に向けてより迅速に活動できるように組織を整えた.在宅勤務中でもZoomを活用したオンライン会議を複数回実施した.

※1 http://www.ijh.shibaura-it.ac.jp/junior/2021start/

2.特研校第1回会議(4月)と贈呈式・スタートアップセミナー(5月)

 特研校第1回会議を4月17日にオンラインで実施した.参加者は,本校教員5名(プロジェクトチーム構成員),担当アドバイザー稲垣教授,Panasonic教育財団事務局である.本校の概要,本校の現状,研究課題の概要,研究課題の取組みなどについて報告とアドバイスを戴いた.事務局から,全校体制・全教員で継続的に取り組むことと本研究の成果・プロセスを広く公開することが確認され,決意を新たにした.この時点では学校は臨時休業中であったため,学校の再開状況を見つつ,海外教育旅行(アメリカ4コース)の3月順延を念頭に置きながら研究計画を立て直すことを確認した.

 5月29日にオンラインで実施された贈呈式とスタートアップセミナーでは,日本女子大学吉崎名誉教授,大阪教育大学寺嶋准教授,横浜国立大学脇本准教授からアドバイザーとして意見を戴いた.PBLのサイクルを何回も回すことで,生徒が自分たちでできるようになるため,中学1年,2年,3年と学年を超えて発展させることに必要性の指摘と,生徒自ら問いを立てていく難しさを踏まえての助言を得た.

3.「探究チーム」のメンバーによる情報収集とプログラム策定(6月〜)

 プロジェクトチームとは別に,成果目標である「生徒が,オーナーシップをもって創造的に探究活動に取り組む」「生徒が,自主的に学校生活の様々な場面や活動で,社会活動においても,探究学習の手法を応用して社会課題に挑む」ために,「探究チーム」を組織した.2021年度の中学1年生から実施する探究はIT(Information Technology)とGC(Global Communication)の2本立てという点で全国的にも珍しく,本校の特色溢れる授業にしたいと考えている.そのため,ITには情報科の教員だけでなく,数学,理科,英語の4名,GCには国語,数学,社会,英語の4名をコアメンバーとして選出し,年代に拘らず,教員がもつ多様な価値観が反映される組織をつくることができた.

 これまで社会課題やSDGsを探究活動として積極的に取り入れてこなかった本校にとってプログラム策定のための情報収集が必要不可欠であったため,探究GCコアメンバーで成果目標を達成するようなプログラムにするためにどのようなアプローチが考えられるかをまさに探究した.具体的には,miroというアプリを使用してのプログラムの練り上げ,担当アドバイザーの稲垣教授からご紹介いただいた書籍の購入,2030SDGsカードゲーム体験会参加(7月),9月からは週2時間の会議時間を時間割に確保,JICA地球広場見学(9月),東京メトロスポットツアー問い合わせ(10月),スカイダック試乗(10月),日本科学未来館SDGsワークショップ体験(11月),金沢工業大学SDGs推進センター開発教材の体験(11月),2030SDGsゲームファシリテーター養成講座受講(12月),スモールワールドでの多様性を学ぶワークショップ体験会の実施(12月)から,SDGsや探究の研修会へ参加して他校事例を学んだり精力的に活動した.その結果,探究GCプログラムの3年間の大枠が完成し,中学1年生のプログラムの詳細をほぼ確定させることができた.

miroを活用したプログラム策定

スカイダックから見る東京湾の歴史

4.職員会議を活用して教員の意識変容の取り組み(6月〜)

 申請時に掲げた本校の課題の一つに,「PBLやデザイン思考に対する教員の知識やスキル不足」がある.具体的には,「新しい教育観」に基づく授業力,探究活動そのものへの共通認識,探究型授業GCのプログラム開発,STEAM×デザイン思考×PBLの共通理解,従来の教育観から脱却した評価方法の確立である.この課題解決のために,毎週の職員会議で15分ほどの短時間のプレゼンを地道に行った.9月までは校長による探究活動の意義など,10月からは徐々に策定された探究GCプログラムの提案や意見交換などである.その結果,教員間で「新しい教育観」に関する話題が話されたり,「こういうテーマやアプローチはどうだろう」と提案が寄せられたりするようになった.私たちが予測したよりもスムーズな意識変容が起こり始め,感動している.

5.特研校第2回会議(6月)

 6月29日(月)にオンラインで第2回会議・アドバイス面談を実施した.参加者は,本校教員5名(プロジェクトチーム構成員),担当アドバイザー稲垣教授,Panasonic教育財団事務局である.ここでは,正式に研究を2022年度まで延長すること,当初計画していた2020年度中学3年生の海外教育旅行(アメリカ4コース)が中止になったことによる計画変更,2022年度までの長期研究計画,2020年度の中期研究計画,2020年8月までの短期研究計画について相談し,アドバイスを戴いた.相談した内容は主に,全教員研修の内容の妥当性と,コアメンバー研修の不足点,PBL関連の推薦図書についてである.

6.探究,PBLに関する図書の購入と貸し出し

 稲垣教授からご紹介いただいた図書や教員の参考になりそうな図書を選定して30冊程度購入し,職員室に常設した.教員が多く読みそうな図書は複数冊購入し,貸し出しはGoogleスプレッドシートで管理した.

7.教員研修会の実施(8月29日)

Most Likely to Succeed上映

 映画「Most likely to Succeed」を観て,グループディスカッションを行い,担当アドバイザー稲垣教授とZoomで繋いで「HIGH TECH HIGHの実践に学ぶインストラクショナルデザイン」という題目で講演を戴いた.「Most Likely to Succeed」は2018年に本校では購入していたが,これまで観る機会も準備も整っておらず,ようやく全教員で観る準備が整ったことが非常に感慨深い.映画自体が長いため,前半は1学期の職員会議で観て,後半を当日に視聴した.ディスカッションは,50代以上,40代,30代,20代と年齢別に5人程度の小グループに分かれ,「探究活動を通してどのような教育をしたいか」をテーマとして,3つのキーワード「どのような生徒を育てたいか」「どのような教員でありたいか」「どのような学校になりたいか」を提示して25分のブレストを行なった.ブレスト自体がはじめての教員も多く,全体のファシリテーターを務めた探究GCコアメンバーが議論にならずにブレストをするよう促す場面もあったが,25分間で収まらずブレストの時間を延長するなど大いに盛り上がった.それぞれのグループがブレストした模造紙は写真を撮って,全体で共有した.

年代別のブレスト

意見発表と全体共有

8.有志教員による体験会(10月,11月)

 探究GCプログラムの一環で,学校のある豊洲地区を知るためにスポットツアーを活用できないかと模索し,東京メトロに問い合わせをしたところ,制作者を紹介して戴いた.制作者が本校教員向けにツアー作成の意図や実際のツアーをガイドすることになり,10月27日に教員8名で体験した.また,日本科学未来館のSDGsワークショップを体験し,11月10日に教員10名で体験した. 9月から時間割に組み込んでいる会議時間(週2時間)に合わせて体験会を実施し,授業が空いている教員に参加してもらう状況である.しかし,探究GCコアメンバーが外部で獲得してきたアプローチを生徒に実施するかどうかを判断する際に,実際に教員で体験してみて,長所や短所,改善点を探っていく方法は,教員の探究活動への理解や意識の変容につながるし,みんなで探究をつくりあげている空気が醸成され,非常に良かったと感じている.

スポットツアー体験

ワークショップ体験

アドバイザーの助言と助言への対応

  • ●プログラム策定のポイント
    • ・教育目標とそれを実現する教育手法の再確認をする.
    • ・プロジェクトチームで内容を作りこみすぎない
    • ・新たな担当者が引き継ぎながらやっていくと固定化されてしまう
    • ・コンピテンシーベースの評価を作成する
    • ・「教科を教える」→「人を育てる」への転換
  • ●ルーブリック作成のポイント
    • ・学習成果の質的な違いをヒントに作成する
    • ・すでにある生徒の作品をもとにルーブリックをつくるワークを実施するなど実態に即した形で実施する

 プログラム策定する際に,不慣れな担当者や探究に消極的な担当者が授業することを考え,マニュアルさえあれば誰でもできるように組み立てようと考えていたが,それは間違いであることがわかった.プロジェクトチームで大枠を策定し,学年のカラーでアレンジできる部分を確保しておくことにした.

 評価においては,ルーブリックを作成することからはじめての試みのため,教育目標に沿ってどのような人を育てたいのかという視点に立ち,これまでの成果物なども吟味しながら新たな評価の作成に着手することにした.

本期間の裏話

 本期間はとにかくコロナ対応で学校全体が決めなければならないことが山積で時間がない中で,どのようにプロジェクトチームの会議をもつか,どのように教員研修会を実施するか非常に苦心した.また,本研究の中心に据えている中学3年生のアメリカ4コースへの海外教育旅行も中止となり,研究計画の変更を余儀なくされた.

 一方で,本研究に対して,プロジェクトチームが当初想定した以上に,全教員が興味関心を持って取り組んでくれていることを感じる.コロナ禍の業務負担は増えているが,その中でも本研究の成果目標を達成するような学校のあり方や授業のあり方,教師のあり方を模索する空気が生まれ始めている.これまで教師の経験則に基づいて授業改善活動などをしてきたが,学校全体がより学術的な裏付けでダイナミックに変容し始めている.これも特別研究指定校に選出されたことによる効果だと考えている.2022年度までにどのように変容していくか非常に楽しみである.

本期間の成果

  1. 探究GCプログラムの大枠を確定できた.
  2. 2021年4月の中学1年生のGCプログラムの詳細を決定できた.
  3. 全教員研修会を1回実施できた.
  4. 教員の意識変容が予想よりスムーズに進んだ.

今後の課題

  1. 探究GCプログラムの評価方法の策定
  2. 2021年度海外教育旅行に向けたプロトタイプの作成と実施
  3. 全教員への基本的なPBL手法の研修の実施
  4. 次年度探究GCプログラムを担当する教員での授業づくりとファシリテーター研修

今後の計画

  1. 探究GCプログラムの評価方法の策定(1〜3月)
    • (ア) 稲垣先生の「学習活動カード」についての理解を深め,探究GCプログラムに反映させていく.
    • (イ) 探究GCプログラム担当者のファシリテーター力を研鑽し,具体的な教材を作成していく.
  2. 中学2年生対象に2021年度海外教育旅行に向けたプロトタイプの作成と実施(1〜9月)
    • (ア) 2021年度海外教育旅行に向けたプロトタイプを探究GCコアメンバーと学年で協働して作成し,実施する.
    • (イ) 2021年度にコロナ禍で海外教育旅行が実施できなくなる可能性も視野に作成する.
  3. 全教員への基本的なPBL手法の研修の実施(1月)
    • (ア) 基本的なPBLの考え方や手法を研修を通して獲得していく.
    • (イ) 現在実施している教育プログラムをブラッシュアップするとともに,新たに教科の授業内でPBLを意識した取り組みを実施する.

気付き・学び

 東京メトロやスカイダックなど学校外の団体と交渉するのはこれまで敷居が高い印象があったが,教育文脈で活用を検討していることに企業や団体が良好な受け止め方をしてくれていることを体感した.これまで学校内で完結させていた物事を,良いものを適切に選択して社会のリソースを活用して探究GCプログラムを組み上げていきたいと思った.

成果目標

  1. ・生徒が,オーナーシップをもって創造的に探究活動に取り組む
  2. ・生徒が,自主的に学校生活の様々な場面や活動で,社会活動においても,探究学習の手法を応用して社会課題に挑む
  3. ・全教員が,探究だけでなく教科指導において,PBL×デザイン思考の知見を生かした授業を行う
  4. ・学校全体が,生徒の学習活動や学びの成長を適切に評価する
アドバイザーコメント
稲垣 忠 先生
東北学院大学
教授 稲垣 忠 先生

「予測困難な時代」、2020年はこの字義通りの一年だった。新型コロナウィルス感染症は社会を大きく変え、学校現場にも多くの変化をもたらした。筆者の勤務する大学でも春のオンライン授業への全面移行、秋からの対面授業と組み合わせたハイブリッド形式の導入など、試行錯誤の日々が続いている。パナソニック教育財団の特別研究指定校である芝浦工業大学附属中学高等学校では、春の休校期間にもさまざまなオンライン授業が展開された。その様子は学校のWebサイト(下記URL)だけでなく、秋に開催された日本教育メディア学会の第27回年次大会(こちらもオンラインで開催された)のシンポジウムにて報告され、注目を集めることとなった。2021年、新型コロナウィルスの第三波により、再びオンライン授業へ移行すると聞いている。

http://www.ijh.shibaura-it.ac.jp/times/3997/

「自己の在り方生き方を考えながら,よりよく課題を発見し解決していく」ための資質・能力を育成するのが高等学校の総合的な探究の時間の目標である。特別研究指定校のアドバイザとして関わらせていただいた1年目の様子は、この姿がそのまま当てはまる。つまり、生徒に探究させようとする前に、教師自身がさまざまな教育方法や実社会の課題を探究し、自身の授業観と向かい合い、2021年度から始まる新たなカリキュラムとして形にしていったのである。筆者は残念ながら、その経過をつぶさに観察できた訳ではない。それどころか、未だ学校への訪問も果たしていない(本学ではコロナ禍により東北地域以外への出張は大幅に制限された状況が続いている)。プロジェクトチームの先生方とのオンラインでの対話と校内ツアー、8月の職員研修での関わり、メールを通したやりとりと限られた接点でコメントできることは多くはない。それでも、プロジェクトチームだけでなく学校全体で熱を持って取り組まれている様子を垣間見ることができた。

 探究のプロセスは「課題の設定-情報の収集-整理・分析-まとめ・表現」のサイクルの繰り返しとして学習指導要領では表現されている。プロジェクトチームは、「生徒が,オーナーシップをもって創造的に探究活動に取り組む」「生徒が,自主的に学校生活の様々な場面や活動で,社会活動においても,探究学習の手法を応用して社会課題に挑む」ようになるためのカリキュラムの開発を課題として設定した。そのための情報収集として、筆者にアドバイスを求めるだけでなく、多くの図書資料の収集、SDGs等の教材体験ワークショップへの参加、フィールド候補となる東京メトロへの問い合わせ、主体的に情報を収集していた。さらに、その成果を毎週の職員会議でプレゼンをしたり、PBLに取り組む生徒の姿を描いた米国の教育ドキュメンタリー映画「MostLikely to Succeed」の上映会を開催する等、学校全体で共有する取り組みを続けている。

 2021年度4月から附属中学校は共学化され、探究を核とした新しいカリキュラムがはじまる。この1年で得た多くの情報を整理・分析してつくられたカリキュラムの実際を拝見できることが楽しみである。新カリキュラムが目指す「自ら問題を発見し解決する力」を育てる上で2つの論点を示しておきたい。

  • ・問題を発見する上で、SDGsは非常によく整理された枠組みである。しかしながら、整理されすぎている分、17のテーマへの当てはめに陥りやすい面もある。生徒たちが現実社会の問題に正面からぶつかる中で、17のテーマ相互の関連に気付いたり、新たな発想やテクノロジーの必要性を意識したりする姿を期待したい。
  • ・問題を解決していく際、新学習指導要領において「学習の基盤となる資質・能力」の1つとされた情報活用能力は、情報収集の技法、複数・複雑な情報の読み取り、情報やデータを整理・分析する手法、相手を意識したデザインの工夫など、多岐にわたる。「IT」「GC」の2つの探究学習の質を高める上で、既存の教科でこうした力を普段から横断的に指導するカリキュラムマネジメントの実現が重要となる。