プレゼンテーションコンクール

プレゼンテーションコンクール

プレゼンテーションコンクール2023 最終選考&表彰式

2023年12月9日(土)プレゼンテーションコンクール2023の最終選考&表彰式を開催いたしました。

最終選考に進んだ児童生徒が、4年ぶりにパナソニックセンター東京のステージで対面でプレゼンテーションを行いました。また、海外の日本人学校の児童生徒はオンラインで参加するハイブリッドでの開催となりました。

学校関係者やご家族にも会場にお越しいただき、その様子をご覧いただきました。

会場にお越しいただけなかった方へリアルタイムでの配信を行い、多くの皆様にご視聴いただきました。

■プログラム 2023年12月9日(土) 13:00~16:00

〈第1部:最終選考〉 13:00~14:00

・選考委員長のお話 市川 伸一
(東京大学 名誉教授、帝京大学中学校・高等学校 校長)

・選考委員ご紹介 (敬称略)

市川 伸一  (東京大学 名誉教授
帝京大学中学校・高等学校 校長)*選考委員長

篠ケ谷 圭太 (日本大学 教授)

小林 寛子  (東京未来大学 准教授)

福田 里香  (パナソニック ホールディングス株式会社
CSR・企業市民活動担当室 室長)

小野 元之  (パナソニック教育財団 理事長)

・プレゼンテーション

テーマ:「人との関わりを通して、自分が変わるきっかけとなったこと」

小学校の部 5名(うちオンライン参加1名)

中学校の部 5名(うちオンライン参加1名)

休憩  14:00~15:00

(選考会議) *発表者・学校引率者は、パナソニックセンター東京の見学(30分)

〈第2部:表彰式〉 15:00~16:00

・主催者挨拶 小野 元之(パナソニック教育財団 理事長)

・各賞発表、賞状授与

小学校の部 最優秀賞、優秀賞、奨励賞

中学校の部 最優秀賞、優秀賞、奨励賞

・選考委員からのコメント

・講評 選考委員長 市川 伸一
(東京大学 名誉教授、帝京大学中学校・高等学校 校長)

<第1部:最終選考>

選考委員長のお話

冒頭にて選考委員長の市川先生よりご挨拶いただきました。 応募状況(小学校の部:10校16名、中学校の部:15校24名)やプレゼンテーションコンクールのねらい、本日の最終選考での心構えや審査の観点等のご説明がありました。

小学生5名(スリランカのコロンボよりオンライン参加1名)、中学生5名(イランのテヘランよりオンライン参加1名)のプレゼンテーションが行われました。それぞれの画像をクリックすると、動画を視聴できます。

※学校・保護者・ご本人の許可を得て掲載しております。

小学校の部

中学校の部

<第2部:表彰式>

主催者として当財団の小野理事長からの挨拶の後、小学校の部、中学校の部の順に各賞の発表、そして、賞状の授与が行われました。次に、選考委員の篠ケ谷先生、小林先生、福田様より発表者へ励ましのコメントをいただき、最後に選考委員長の市川先生から、今回の審査結果に対する講評と最優秀賞受賞者との質疑応答が行われました。

小野理事長
選考委員
(左から、小林先生、篠ケ谷先生、市川先生、小野理事長、福田様)
賞状授与
講評

<講 評>
選考委員長 市川 伸一 先生
(東京大学 名誉教授、帝京大学中学校・高等学校 校長)

 今年度のプレゼンテーションコンクールに全国から多くの応募をいただいたことをたいへんうれしく思っています。各学校から2名までという制限があるので、それぞれの応募者は学校の代表として選ばれた人たちです。さらに第1次選考で、小学校の部、中学校の部5人ずつが選ばれて今日の最終選考に出場しているわけですから、どれもすばらしいプレゼンテーションでした。

 その中から、優秀賞、最優秀賞を選ぶのはとても難しいことです。コンクールによっても、審査員によっても、どのようなプレゼンテーションを高く評価するかは異なります。だからこそ、何人かの審査員がそれぞれ評価して、さらに話し合って決めることになります。

 小学校の部の最優秀賞になった梅原潤さんのプレゼンテーションは、自分が不愉快な思いをした体験からはじまっています。その愚痴を言っていた自分に対して、「大切なのは、感じ方ではなく受け取り方だよ」というお母さんの一言の意味を考えて、自分の日々の行動をポジティブに見直してみたという話でした。

 中学校の部で最優秀賞の佐々木莉暖さんのプレゼンテーションは、自分が足のケガで入院したときの看護師さんの優しい一言から、大きく考えが変わったということでした。「将来の夢は、職業でなくてもいい。優しい言葉をかけられるような人になりたい」というアイデアに思い至ったということです。

 自分なりに深く考え、それを人に伝えたいと思う気持ちが、聞き手の心にも響いたことと思います。このプレゼンテーションコンクールの審査の特徴は、高度な身振り・手振りやスライド・テクニックを求めているわけではないと、私から最初の挨拶で申し上げました。今回の受賞結果にも、それが表れていたと言えます。

 これからも、プレゼンテーションを一つの機会にして、皆さんが学習や生活の中で深く考え、それを表現するという豊かな経験をしてくれることに期待したいと思います。

 コンクールの結果は以下の通りです。

小学校の部

小学校の部コンクールの結果

中学校の部

中学校の部コンクールの結果