活動レポート

トヨタ財団・パナソニック教育財団  東日本大震災支援 共同プロジェクト  ~「子どもの居場所づくりと次世代の育成」~ 『2013年度 活動報告会』を開催しました

image001 東日本大震災後2011年度からトヨタ財団とパナソニック教育財団で共同プロジェクトを立ち上げ、岩手県、宮城県、および福島県において活動される団体の「子どもの居場所づくりと次世代の育成」に向けた取り組みの支援をつづけてまいりました。
image002 この度、4月22日(火)に東京において、3年間の支援活動の総括として「2013年度 活動報告会」を開催いたしました。 両財団理事長の遠山敦子より挨拶の後、第一部 支援団体から活動報告をいただきました。
<支援先> 被災3県(岩手県、宮城県、福島県)から各1団体 計3団体 (岩手県)一般社団法人 子どものエンパワメントいわて (宮城県)特定非営利活動法人 「人間の安全保障」フォーラム (福島県)特定非営利活動法人 ビーンズふくしま
子どものエンパワメントいわて岩手県 一般社団法人 子どものエンパワメントいわて <PDFで見る>
「人間の安全保障」フォーラム宮城県 特定非営利活動法人 「人間の安全保障」フォーラム <PDFで見る>
ビーンズふくしま福島県 特定非営利活動法人 ビーンズふくしま <PDFで見る>
つづいて第二部はディスカッションです。この共同プロジェクトを3年間ご指導いただいた日本福祉大学の村上教授をコーディネータに、参加された3団体が入り交じってのグループワークをおこないました。ふたつのグループに分かれてプロジェクトが生んだ成果や効果を確認し、その成果や効果を生む要因、工夫点、理念を洗い出し、最後に全体で共有しました。支援の現場でたくさん蓄積されてこられた知見やノウハウがとびかい、書き出した付箋は模造紙いっぱいにはられ紙を追加する程でした。活動の地域は異なり、状況や課題もそれぞれですが、子どもたちや地域のために取り組まれている活動を通して共通する大事なポイントを浮き彫りにし共有するディスカッションがおこなわれました。 image006 image007 image008
共同プロジェクト 支援先3団体と事務局スタッフ

共同プロジェクト 支援先3団体と事務局スタッフ


トヨタ財団・パナソニック教育財団 東日本大震災支援 共同プロジェクトについて

この共同プロジェクトは、被災地の子どもたちが、以前とは異なる環境の中、心の傷を抱えながら懸命に生活を送っている状況を憂い、トヨタ財団とパナソニック教育財団で2011年7月に立ち上げ、2014年3月末まで約3年間支援をおこないました。 被災地において、子どもたちに寄り添い、見守り、新たな絆を作る居場所づくりやコミュニティの再建のあり方を検討するとともに、この思いを実現していく団体を支援していくものです。 トヨタ財団は、国内外の研究者による研究活動や、地域にねざしたNPO/NGOの活動など、幅広い領域に助成を行う多目的型の財団であり、昨年3月の東日本大震災以降は、復興支援への助成にも力を入れています。一方パナソニック教育財団は、「こころを育む総合フォーラム」を通して次世代を担う子どもたちを育むさまざまな活動の輪を広げており、「被災地復興」「次世代育成」といった両財団の共通する考えを実現するプロジェクトです。

(2014.5.8up 高沢)