スクールフォトレポート

2026/01/07

群馬県立中央中等教育学校

React.jsへの移動完了!

プラットフォームの開発は、予定どおり順調に進んでいる。Google Apps Script から React.js への移行は完了し、「Sign in with Google」による OAuth 認証プロトコルも正常に実装された。また、Arizona AI 英語パラグラフ・フィードバックツールのアップデートも行われた。最新バージョンでは、学習者の負担を軽減することを目的として、2 パス構成のプロンプトシステムを採用し、フィードバックを5つの独立したカテゴリーに分けて提示している。第1パスには ChatGPT 5.1 を、第2パスには ChatGPT 4.1 を使用している。

主要な英語パラグラフ・フィードバックツールに加え、英語科の複数の教員から、自身の授業で AI を活用してみたいという要望が寄せられた。その結果、チャットインターフェースを新たに開発し、さまざまな授業実践が行われた。実装されたエージェントは以下のとおりである。
1) ビジネスプランの英語作成を支援するエージェント(高校3年生)
2) 英語スピーチコンテストのトピック開発を支援するエージェント(高校2年生)
3) 英語文法に関する簡単な質問に答えるエージェント(中学2年生)
世界20か国の生徒の日常生活を複数の人格を通して紹介するマルチパーソナリティ型チャットボット(中学1年生)
4) 語彙復習用ゲーム

多くの教員が、AI を授業に取り入れた経験について肯定的な評価を報告している。

英語ライティングにおける AI フィードバックの総合的な効果に関する研究については、ミッドライン診断用パラグラフの実施が一部遅れたため、現時点では中間分析を行うことができなかった。運営上の問題はすでに解決されており、中間結果および最終結果は 2026 年初頭に公表する予定である。一方、実験群が回答した縦断的質問紙調査データについては分析を行い、その概要を以下に示す。

フィードバック項目表について
事前調査から Survey 04 までの期間において、学生は AI フィードバックを「理解しやすく、ライティング改善に役立つもの」と一貫して高く評価しており、平均値およびトップボックスの割合はいずれも高水準で推移していた。Survey 05 では、両項目ともに平均値およびトップボックスの割合が明確に低下しており、最終測定時点において、フィードバックの明確さおよび有用性の認知が低下したことを示している。

認識項目表について
Survey 02 から Survey 05 にかけて、5 つすべての認識項目は、平均値およびトップボックスの割合ともに高い水準を維持し、小幅な変動にとどまった。この結果は、文法、語彙、文構造、つながり表現、段落構成といった主要なライティング要素に対する学習者の認識が、調査期間を通して着実に高まっていたことを示唆している。

自信項目表について
Survey 02 から Survey 05 にかけて、自信に関する評価は中程度から高い水準で概ね安定していた。平均値は認識項目よりやや低い傾向にあるものの、全体としては肯定的であった。Survey 05 では複数の自信項目において小幅な低下が見られ、学習者は引き続き前向きであるものの、最終時点ではやや自信を下げていた可能性が示唆される。
Survey 04 から Survey 05 にかけて見られた低下は、システムメッセージの更新における不具合が主な原因である可能性が高い。この問題はすでに修正されている。

8 月に実施された地域の研修会での発表に加え、研究者は、東京で開催された第 51 回全国語学教育学会年次国際大会、および茨城県つくば市で開催された第 51 回全日本教育工学研究協議会全国大会においても発表を行った。

冬季休業前に、もう一度開発サイクルを完了させる予定である。
学校名 群馬県立中央中等教育学校
研究課題
大規模言語モデルのAPIを活用した中等生向け個別最適化英語ライティング指導の革新
~1人1台端末で実現するリアルタイムフィードバックによる学習成果向上のための拡張可能なシステム設計~
都道府県 群馬県
学校ホームページ https://chuo-ss.gsn.ed.jp