葛飾区立東金町小学校
第49回特別研究指定校研究課題
探究のプロセスを蓄積し、自発的に未来を切り開く思考力・表現力を高める東金アジャイル教育
~日本型教育実践とICTを利活用したSTEAM型教育をベストミックスした令和の学びのスタンダード化の実現~
~日本型教育実践とICTを利活用したSTEAM型教育をベストミックスした令和の学びのスタンダード化の実現~
葛飾区立東金町小学校の研究課題に関する内容
都道府県 学校 | 東京都 葛飾区立東金町小学校 |
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アドバイザー | 北澤 武 東京学芸大学 教授 |
研究テーマ | 探究のプロセスを蓄積し、自発的に未来を切り開く思考力・表現力を高める東金アジャイル教育 ~日本型教育実践とICTを利活用したSTEAM型教育をベストミックスした令和の学びのスタンダード化の実現~ |
目的 | 本校では、令和2~4年の3年間の研究の成果としてICTの利活用が日常化したことや課題に対して主体的に取り組めるようになった。一方、自分で課題を見付け、計画的に学習する力は弱いと感じている。そこで、課題や学び方を自分で選択し、他者と共に学び続けることができる子を目指す。教科・領域等のねらいとSDGsのねらいがリンクする課題設定を追究し、探求のプロセスである「課題を自ら設定し、解決するために主体的に情報を集め、思考し、伝えようをする力を高める学びとは?」をリサーチクエッションとし、ICTを最大限に利活用した事例研究の成果をスタンダード化し、外部へ発信し普及させていく。 |
現状と課題 | 3年間の研究の成果で、ICTの利活用が日常化し、課題に対して主体的に取り組み、進んで他者に関わり、自分の考えを伝えようとする児童が学級の9割以上となった。しかし、一方で教科の「知識・技能」の定着に課題が見られたり、資料の分析力や理解したことを相手や社会に表現する力をさらに高めていくことが必要と考えている。 |
学校情報化の現状 | 学校全体で指導計画を作成し、全教員がICTを活用できるように計画的にICT研修を行っている。情報教育はカリキュラムマネジメントを行い、体系化している。情報化の規則順守をより点検していきたい。情報化推進については役割分担をしている。 |
取り組み内容 | 「学習→成長→加速→変革→持続」の枠組みである「アジャイル教育(Moreira,2018)」を導入する。自分で課題を設定し、それに基づいて学習計画を立てていき、日本が目指すICTの利活用と協働的な学びを介して知識・技能を習得し(情報収集)、創造力や問題解決力を高めるSTEAM教育(整理・分析)とをベストミックスした教育実践を評価、改善を繰り返していく。教員も児童もふり返りを行い、学習計画を調整する自己調整力を育てていく。そしてスタンダード化した授業デザインを全国の学校へ発信したい。 |
成果目標 | 1人1台端末の下、カリキュラムマネジメントしたSTEAM教育や系統的にプログラミング的思考を働かせる授業を、教科・領域等のねらいを明確にして行い、主体的・対話的に探究していく学びを積み重ね、深い学びのスタンダード化を図る。そして、ICTを利活用した日本型教育実践とSTEAM型教育実践をベストミックスさせるアジャイル教育の在り方を全国の先生方に発信していく。 |
助成金の使途 | ドローン、アームロボット、S4A自動運転キット、コラボノートDX登録料、 Embot回転モーター、 日本教育工学協会全国大会参加費、成果物印刷代等 |
研究代表者 | 成田 香穂里 |
研究指定期間 | 2023年度~2024年度 |
学校HP | https://school.katsushika.ed.jp/swas/index.php?id=higashikanamachi_e |
公開研究会の予定 | 2020年度より連携している東京学芸大学と協力しながら、積極的に学会や研究会での実践報告や研究成果の発表を行い、成果普及を通して得られたフィードバックを本研究の改善に役立てていく。 |