スクールフォトレポート
2026/03/10
ブルーミントン日本語補習校
NEWICTの活用によるアサガオとファストプラントの比較による植物概念学習
本取り組みでは、ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)アサガオと本校との間で MTA(Material Transfer Agreement) を締結し、研究教育用に選定した 5系統のアサガオ種子の提供を受けた。児童はこれらを用いて 6月から11月にかけて栽培および実験実習を行ってきた。本報告書では、その継続的な活動のうち 1月から2月までの期間の取り組みについて報告する。
まず、アサガオとメダカの胚発生の比較観察を行う目的で飼育しているメダカを長日環境下に置き、産卵の誘発を開始した。これにより、植物と動物の初期発生の様子を児童が対比的に観察できる環境を整備した。
さらに、モデル植物としてのアサガオの特徴を可視化するとともに、その観察周期の違いを生かした比較観察を行うことを目的として、アメリカの科学教育で広く用いられている ファストプラント(Wisconsin Fast Plants) の栽培を新たに開始した。
今回アサガオを用いて実施した実験のうち 3つの内容をファストプラントでも実施することを目的とし、Rosette-Dwarf, Non-Purple Stem 系統の F1 および F2 種子ならびに Standard 系統の栽培を開始した。ファストプラントでは播種から採種までの生活環が短期間で完結するため、今学期の修了までの期間に生活環全体を観察することが可能となる。
また、アサガオでは 柳葉、笹葉、糸柳などの形質として表現される遺伝形質の観察を行ってきたが、同様にファストプラントの Rosette-Dwarf, Non-Purple Stem の F2 世代においても形質分離の観察を今学期中に実施する予定である。
さらに、アサガオでは 青花系統と白花系統間の交配実験を試みてきたが、これと同様の交配実験を ファストプラントの F1 世代を用いて実施する予定である。
このように、同一の実験課題をアサガオとファストプラントの両方で実施することで、両植物の特徴を対比的に理解することを目指している。
加えて、モデル植物としてのアサガオの教育的価値をさらに高めるため、播種から開花までの時間短縮に関する栽培条件の検討にも取り組んでいる。
本取り組みでは、対面授業とICTを活用したオンライン参加を組み合わせたハイブリッド型の授業実践を進めている。これにより、異なる自然環境にある遠隔地でアサガオ栽培に取り組む参加者も共同観察が可能となっている。こうして本取り組みでアサガオの栽培を遠隔地で実践している参加者のうち希望者に対して、ファストプラントの種子の発送も開始している。
これにより、異なる気象条件、気候条件、栽培環境におけるファストプラントの生育の違いについて、ICTを活用した情報共有を通じて比較観察を行うことが可能となる。特に、光条件や温度条件の違いが生育に与える影響について、多様な栽培環境から得られるデータをもとに探究的に検討することができると考えている。
本取り組みは、日本の遺伝資源であるアサガオと国際的モデル植物であるファストプラントを併用し、ICTを活用した遠隔共同観察を通じて植物の生活環と遺伝現象を多角的に理解する教育実践の構築を試みるものである。
あわせて NBRPアサガオを通じて世界最大規模の遺伝資源を有する日本の植物遺伝資源の価値を広く発信することを目的として、本取り組みを基盤とした オンライン教材の開発を進めている。
なお、本取り組みの成果の一部については、日本教育支援協働学会学会誌の実践研究として投稿した。
まず、アサガオとメダカの胚発生の比較観察を行う目的で飼育しているメダカを長日環境下に置き、産卵の誘発を開始した。これにより、植物と動物の初期発生の様子を児童が対比的に観察できる環境を整備した。
さらに、モデル植物としてのアサガオの特徴を可視化するとともに、その観察周期の違いを生かした比較観察を行うことを目的として、アメリカの科学教育で広く用いられている ファストプラント(Wisconsin Fast Plants) の栽培を新たに開始した。
今回アサガオを用いて実施した実験のうち 3つの内容をファストプラントでも実施することを目的とし、Rosette-Dwarf, Non-Purple Stem 系統の F1 および F2 種子ならびに Standard 系統の栽培を開始した。ファストプラントでは播種から採種までの生活環が短期間で完結するため、今学期の修了までの期間に生活環全体を観察することが可能となる。
また、アサガオでは 柳葉、笹葉、糸柳などの形質として表現される遺伝形質の観察を行ってきたが、同様にファストプラントの Rosette-Dwarf, Non-Purple Stem の F2 世代においても形質分離の観察を今学期中に実施する予定である。
さらに、アサガオでは 青花系統と白花系統間の交配実験を試みてきたが、これと同様の交配実験を ファストプラントの F1 世代を用いて実施する予定である。
このように、同一の実験課題をアサガオとファストプラントの両方で実施することで、両植物の特徴を対比的に理解することを目指している。
加えて、モデル植物としてのアサガオの教育的価値をさらに高めるため、播種から開花までの時間短縮に関する栽培条件の検討にも取り組んでいる。
本取り組みでは、対面授業とICTを活用したオンライン参加を組み合わせたハイブリッド型の授業実践を進めている。これにより、異なる自然環境にある遠隔地でアサガオ栽培に取り組む参加者も共同観察が可能となっている。こうして本取り組みでアサガオの栽培を遠隔地で実践している参加者のうち希望者に対して、ファストプラントの種子の発送も開始している。
これにより、異なる気象条件、気候条件、栽培環境におけるファストプラントの生育の違いについて、ICTを活用した情報共有を通じて比較観察を行うことが可能となる。特に、光条件や温度条件の違いが生育に与える影響について、多様な栽培環境から得られるデータをもとに探究的に検討することができると考えている。
本取り組みは、日本の遺伝資源であるアサガオと国際的モデル植物であるファストプラントを併用し、ICTを活用した遠隔共同観察を通じて植物の生活環と遺伝現象を多角的に理解する教育実践の構築を試みるものである。
あわせて NBRPアサガオを通じて世界最大規模の遺伝資源を有する日本の植物遺伝資源の価値を広く発信することを目的として、本取り組みを基盤とした オンライン教材の開発を進めている。
なお、本取り組みの成果の一部については、日本教育支援協働学会学会誌の実践研究として投稿した。
| 学校名 | ブルーミントン日本語補習校 |
|---|---|
| 研究課題 | オンライン実験授業を活用した探究学習による小学理科教育の実践 ~在外教育施設補習授業校における初等教育の教育効果の向上にむけて~ |
| 都道府県 | 海外 |
| 学校ホームページ | https://www.bijls.org/ |






