スクールフォトレポート

2025/12/17

守山市立明富中学校

学級の可視化で現場に変革を

写真:学級の可視化で現場に変革を
本校では、学級の様子を2次元で可視化する研究を実践し、生徒理解の深化と些細な変化の早期察知を目的に取り組んでいる。教室内の行動や相互作用を可視化したデータはICT機器を通じて全教員が常時確認できるよう整備している。職員会議やOJT(写真)で共通の検討材料として活用し、担任だけでなく授業者やベテラン教員が多角的に生徒をアセスメントできる体制を構築した。教育学と工学の専門家と密に連携し、複数回の研修を実施したことでデータ処理時間を大幅に短縮することに成功した。また、本校の手法は学級目標を設定する全国の中学校でも、適用可能な汎用性を備えている。今後は、これまでの基本的な情報の蓄積だけでなく、教育工学の視点から分析手法や可視化インターフェースをさらに改善し、データの潜在的価値を最大限に引き出す取り組みを継続していく。
学校名 守山市立明富中学校
研究課題
ICTによる学級会データの可視化と学級経営改善
~働き方改革を推進する新たな教育アプローチ~
都道府県 滋賀県
学校ホームページ https://city-moriyama.ed.jp/aketomi/