活動レポート

「2015年度 子どもたちの“こころを育む活動”」表彰式を開催しました

2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ1 2015年12月15日(火)に「2015年度 子どもたちの “こころを育む活動”表彰式」を帝国ホテル(東京都千代田区内幸町)にて開催しました。 当日は、こころを育む総合フォーラム 有識者メンバーおよび選考委員をはじめ、60名を超える方々にご参加いただき、開会にあたり、パナソニック教育財団 理事長 小野元之より挨拶し、開催しました。

子どもたちの”こころを育む活動”表彰式

全国大賞は「鹿角市立八幡平かづのしりつはちまんたい中学校」が受賞 2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ1 後列左から:八幡平中学校 戸舘様、有識者メンバー 滝鼻様、梶田様、竹内様、市川様、上田様、 八幡平中学校 浅水先生 前列左から:とどろみの森学園 市原校長、キッズ・メディア・ステーション 太田代表理事、 小野理事長、山折座長、遠山顧問、八幡平中学校 澤口校長、湘南市民メディアネットワーク 中野様

今年度の表彰は、全国各地より寄せられた活動事例の中から各賞あわせて4件です。

2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ1 <全国大賞> 鹿角市立八幡平かづのしりつはちまんたい中学校(秋田県鹿角市)   テーマ「八幡平ボランティアガイド」 <優秀賞> 一般社団法人 キッズ・メディア・ステーション(宮城県仙台市)   テーマ「つくる力・つたえる力・つながる力を育む
           『石巻日日こども新聞』」 とどろみの森学園 箕面市立止々呂美小・中学校
(大阪府箕面市)
  テーマ「とどろみに生きる」 <奨励賞> 特定非営利活動法人 湘南市民メディアネットワーク(神奈川県藤沢市)   テーマ「映像制作授業・ワークショプによる青少年育成・自立支援・社会参加事業」

全国大賞・優秀賞・奨励賞の受賞者による活動発表

全国大賞

鹿角市立八幡平中学校 (秋田県鹿角市) 「ふるさとの良さを再認識させ、地元に生きる誇りと気概を持たせること、人間関係力と自己肯定感を培うことを目的として、中学生による、地元・八幡平のボランティアガイド」 発表資料はこちら 2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ1

優秀賞

2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ1 一般社団法人 キッズ・メディア・ステーション (宮城県仙台市) 「東日本大震災を経験した子どもたちが、その経験を乗り越えて力強く生きる力を身につけること、地域内外に災害の記憶を伝え、関心と備えを喚起することを目的に、石巻の子どもたちによる取材活動で石巻の今を伝える「石巻日日こども新聞」を発行」 発表資料はこちら
2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ1 とどろみの森学園 箕面市立止々呂美小・中学校 (大阪府箕面市) 「地域の自然を愛し、地域産業を守り、受け継いでいく使命を自覚することで、自分や周りの人、社会を見つめ、たくましく生き抜く人を育てることを目指した取り組み」 発表資料はこちら

奨励賞

2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ6 北海道中標津農業高等学校の発表 特定非営利活動法人 湘南市民メディアネットワーク (神奈川県藤沢市) 「青少年を対象に映像制作の授業やワークショップを行い、社会や世界への新たな視点の発見や表現力、コミュニケーション能力を高める機会を作り、多様性を学び、自己肯定感を高めるためのサポート」 発表資料はこちら

山折先生より講話 

2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ6 北海道中標津農業高等学校の発表

受賞団体に共通する「自立的な精神」の3原則
出前精神、手作り精神、そして身銭を切る


「中学生がボランティアガイドをする。先生のご指導のもとに、地域の方々の知恵をお借りして、ふるさとのいいところを学んで自分のものにして、まずそれを小学生に伝える、ガイドする、同じ地域の中学生にガイドする、その地を訪れる観光客、外国人のために説明をする。この全体構造が素晴らしい。いろんな方々の協力を得て、その人と人とのつながり、地域とのつながりを軸に自ら外に出て、積極的に人に付き合って、新しい人間の交流の輪を広げていく。少子高齢化の地方の問題をどう活性化させるかという国家的な事業にも関わりのある、ある意味モデルとなりうるような活動だと思いました。出前精神、手作り精神、そして身銭を切る、この3原則による自立的な精神が、受賞団体に共通している。こころを育む活動の全国化、進める、広げる、続ける、その運動がここまで来たかと感動しています。こういう運動を支えるために協力された関係者の方々に敬意を表します。」とお話をいただきました。

交流会

表彰式につづいて交流会を行いました。受賞を讃え、喜びをわかちあうとともに、子どもたちのために活動するみなさまの情報交換の場となりました。 また、会場内には、受賞4団体による活動紹介の展示ブースを設け、子どもたちのつくった作品や実際に活動で使用する様々なものが展示されました。「八幡平中学校」はわかりやすく説明するために試行錯誤して作られたガイド資料、他校とのガイド交流、着用するベスト、ガイド参加者からいただいたお礼のお手紙など。「キッズ・メディア・ステーション」は子どもたちが取材に使う自作の名刺や取材手帳など。「とどろみの森学園」は地域の方の指導で取り組む炭焼き体験で作った炭や活動マニュアルなど。「湘南市民メディアネットワーク」は子どもたちが台本から考えて作りあげた映像作品を展示していただきました。どちらも活動を支える工夫がつまっており、子どもたちが、楽しく、積極的に取り組んでいる様子がうかがえ、参加いただいたみなさまに充実した活動を実感していただきました。 2015年度子どもたちのこころを育む活動表彰式イメージ6 北海道中標津農業高等学校の発表

※受賞4団体の活動内容はこちらをご覧ください。 https://www.pef.or.jp/report/kokoro151210/
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