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芦屋市立精道小学校 研究課題「芦屋発,課題解決型学習(アクティブ・ラーニング)の開発 
〜タブレット端末の活用で児童の思考をさらに深める〜」 リンク

公開研究会:11月25日に開催

2016年度4-7月期(最新活動報告)新着

芦屋市立精道小学校最新活動報告イメージ

子ども達の“思考・探究”活動を中心に据えた授業をする際のタブレット

視覚による感覚的な理解の手助けや子ども自身の考えを整理して思考活動へつなげていく架け橋的役割も……活動報告を読む

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芦屋市立精道小学校の研究課題に関する内容

学校名

芦屋市立精道小学校

研究テーマ

芦屋発,課題解決型学習(アクティブ・ラーニング)の開発
〜タブレット端末の活用で児童の思考をさらに深める〜

目的

子どもたちが協働的に学び,学び合いを深めるために,タブレット端末を含むICT機器を如何に効果的に活用できるかなどの実践研究を重ねる。その実践の中で培った スキル,課題解決型学習の指導法,授業方法を発信することにより,さらに進化,深化させていきたい。

現状と課題

  • タブレット端末が,不足している。
  • タブレットの保有台数の関係から,班に1台を使用しているため,児童が触れる頻度に差が出てしまう。
  • 教室でのインターネット環境が30台が限界である。また,投影機能は10台が限度である。
  • 教師間のICT機器活用に関する情報に差がある。
  • 教師のメンテナンスに係る時間が確保できない。また,突然の不具合にすぐ対応できない。
  • 50インチTVでは,後ろの席まではっきり見えない。
  • 協働学習での活用方法を含め,課題解決型の学習プロセスについての理解がまだ不十分である。

取り組み内容

  • 書画カメラの常設化をする。
  • 職員会議の前や機会を捉えてICT機器ミニ研修を実施し,使い方や機能などを全体に広めていく。
  • タブレット支援員(1名)を有効に活用し,メンテナンスや授業での活用について相談や事前の準備等助言を得る。
  • 日常の授業実践を大切にしながら「学び合い」「思考」「表現」をキーワードに,校内研修(一人一授業公開)を通して検証を進める。
  • ホワイトボードなどアナログ的教具も併用しながら協働的な学びを深める「教師の出場(働きかけ)」についても検証していく。
  • 実践した記録(振り返り,成果等々)を整理し 残していく。(実践記録の収集)
  • 講師,先進校から学ぶ機会を増やす。

予想される成果

  • 各学年の教科カリキュラムを基本として発達段階(低学年,中学年,高学年)に応じた実践事例(失敗例も含めて)を集約し,職員間で共有し,ICT活用術や指導の向上を図る。<実践モデル>
  • 教師一人一人が「子どもたちが学び合いの中で思考を深める」ためのツールの一つとしてのタブレット活用に取り組むことで,そのポイントと感覚をつかむ。<授業改善>
  • 実践⇔検討⇔改善の循環により教師全体 の力量を高めるとともに,授業実践研究へ  の意欲の継続を図る。<研究の持続>
  • ICT環境下での学習を日常化し,子どもたちが学習においても身近なもの,便利なものとして積極的に活用できる力をつける。
  • ICT環境の常設,手軽に使える環境づくりにを目指す。

助成金の使途

  • 備品購入
  • 講師謝金

特別研究指定期間

平成27〜28年

都道府県

兵庫県

研究代表者

谷川久吉(校長)

学校HP

http://www.edu-ashiya.ed.jp/sidjs/

アドバイザー

堀田 博史(園田学園女子大学 人間健康学部 教授 )

芦屋市立精道小学校の年間スケジュール(2年間)

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