実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

第41回特別研究指定校(活動期間:平成27~28年)

芦屋市立精道小学校 /平成27年度4-7月期

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研究課題と成果目標
研究課題と成果目標

取組内容
取組内容

裏話
裏話

成果
成果

今後の課題
今後の課題

公開研究会の計画
公開研究会の計画

アドバイザーコメント
必見! アドバイザーコメント

 

研究課題と成果目標

 

[研究課題]

芦屋発,課題解決型学習(アクティブラーニング)
~タブレット端末の活用で児童の思考をさらに深める~

[成果目標]

  • 各学年の教科カリキュラムを基本として発達段階に応じた実践事例(失敗も含めて)を集約し,教員間で共有し,ICT活用術や指導の向上を図る。
    《実践モデル》
  • 教師一人一人が「子どもたちが学び合いの中で思考を深める」ためのツールの一つとしてのタブレット活用に取り組むことで,その感覚とポイントをつかむ。
    《授業改善》
  • 実践⇔検討⇔改善の循環により教師全体の力量を高めるとともに,授業実践研究への意欲の継続を図る
    《研究の持続》

本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応

 

[取り組み内容]

芦屋市立精道小学校活動報告イメージ001

実践事例集

芦屋市立精道小学校活動報告イメージ002

ミニ研修会

1.実践モデル

①実践事例集の作成

2.授業改善

①ミニ研修会

②全校授業研の実施

3.研究の持続

①一人一授業公開(5~9月) ※1学期に20本公開済み

芦屋市立精道小学校活動報告イメージ003

全校研究会後の研修会

芦屋市立精道小学校活動報告イメージ004

職員室内のICT掲示板

②授業推進委員会での

各学年による
ICT活用授業の交流

③ICT掲示板の設置

アドバイザーの助言と助言への対応

園田女子大学 堀田先生からの助言

①ICTの効果的な使い方を一般化(どこでもだれでもできる)と特殊性(精道小学校だからできる、○○先生ならできる)に分けて研究していくこと。
②つけたい力を明確にした課題解決型の学習スタイルの確立。
③ねらいをはっきりとした協働学習で子どもたちが達成感を感じる取組をする

助言への対応

①どこでもだれでもできるICTの使い方を『一般化の使い方』。精道でないとできないことを『特殊性の使い方』というように分けて事例に書いていく。
②精道小がこれまで取り組んできた言語活動の充実をさらに発展させる形で学習スタイルを確立していきたい。
③生き生きと学び合う授業の創造をテーマに協働学習についてもこれまでの積み上げがあるので、その意味付けをはっきりとさせながら授業を創っていく取組をしていく。

 

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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など)

 
  • ICTの機器の環境設備やタブレット端末の整備状況が当初の予定よりも遅れてしまったこと。(設定に思わぬ時間を要する)
  • どのような視点・段階で研究を進めていけば,学校として研究が深まるのか悩んだ。
  • アクティブラーニングや21世紀型スキルなど今後求められる学び方や概念を自分の中に落とし込むのに苦労した。

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成果

 
  • 精道小学校の教師一同ICT機器を用いた授業を積極的に行ったこと。
  • 子どもたちがICT機器に慣れてきたこと。
  • 公開授業を1学期に20本以上行ったので,若手の教師がベテランの授業を見て学んだり若手の授業をベテランが見てアドバイスしたりする姿が多く見られ,教師間での協働が活発になった。

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今後の課題

 

堀田先生に助言していただいたことをもとに,学校全体が一丸となって段階的に研究を推進していくこと。

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公開研究会の計画

 
10月23日(金) 9:00~17:00
午前:全クラス公開
午後:兵庫県内の色々な地域のICT活用パネルディスカッション
堀田先生の講話

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アドバイザーコメント

園田学園女子大学 人間健康学部 教授 堀田 博史 先生

 
影戸先生イメージ

精道小学校さんの研究課題は「芦屋発,課題解決型学習(アクティブ・ラーニング)の開発~タブレット端末の活用で児童の思考をさらに深める~」です。アクティブ・ラーニングという流行言葉だけがキーワードではなく,教員がどのようにして子どもの主体的な学びを引き出し,思考力を育むか。その学習のあり方を考えようとするものです。

1年次の4~7月では,20本の授業を校内で公開されました。タブレット端末を活用して「子どもたちが学び合いの中で思考を深める」活動は,まだ試行錯誤の段階のようです。一方で,授業を公開し続けること,職員室内にICT活用の掲示物を貼るなど,自らのICT活用と比較できる活動を常に間近で見続けられることで,徐々に進むべき研究のイメージが共有できてきたのではないでしょうか。

今後,習得・活用・探究という学習プロセスで,タブレット端末の「活用」が,子どもの主体的な学びを「どのように」して引き出せたのかを整理して,客観的に思考力の育みとの関連を示すことが求められます。

 

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