実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

三原市立幸崎中学校 研究課題「思考力・表現力を高める授業の創造〜学京都教育大学附属桃山小学校 未来の文化を担う人の育成
〜自立と共生の力をもった 子どもの育成のための伝え合う力の充実〜 リンク

2011年度1-3月期(最新活動報告)

京都教育大学附属桃山小学校最新活動報告イメージ

教育研究会の開催と研究紀要の完成

教育研究会の開催と研究紀要の完成が一番の成果である。これまでの実践の総まとめとなっている。本研究を進めるにあたって共通理解してきた5本の柱を中心に……活動報告を読む

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桃山小学校の研究課題に関する内容

学校名

京都教育大学附属桃山小学校

研究テーマ

「未来の文化を担う人の育成」
〜自立と共生の力をもった子どもの育成のための伝え合う力の充実〜

本実践の
セールスポイント

○デジタルとアナログのそれぞれの良さを生かす。
これまで取り組んできたアナログの良さにデジタルの良さを加え、ICT機器を他の道具と同じように、必要に応じて使い分け活用する。また、ICT機器の活用を進めていくことで、従来のアナログ的な授業の良さを再認識することが出来る。デジタルとアナログを並行して活用することで相乗効果があり、授業力を向上することができる。

○伝え合う力を高め、自立と共生の力を育成するための有効なICT機器の活用を行う。
ICT機器を使った対話型の授業を実践し、共に高め合える子どもを育成する。そのために、まずは教師がICT機器を積極的に活用し、その良さを自分自身で認識し、その楽しさを子どもたちに広げていく。子どもも教師も楽しんでICT機器を活用した実践を積み重ねていく。その結果、子どもがICT機器の活用の主体者となり、じっくり考える力や生き生きと伝え合う力が培われていく。

現状と課題
(申請理由)

 「人間力」の育成という大きなテーマのもと、今まで本校が実施してきた創造性教育の考え方をベースに自立と共生の力をもった子どもの育成をめざす。まだまだ「人間力とは何か?」と暗中模索で探っている段階である。本年度の本校研究の柱である「伝え合う力」の向上とともに「人間力とは何なのか?子どもたちに必要な力とは・・・」を問いながら、実践を積み重ねていきたい。そして、今までの研究実践の上に、効果的なICT活用のあり方を探っていきたい。

予想される成果

○子どもを対象として

(1) 基本的生活習慣の確立
  • 基本的な生活習慣の大切さの意識が高まり意欲的に活動に取り組もうとする姿が見られる。
  • 自己肯定感が向上し、よりよい自分を目指し、現状をどうすれば改善できるのか考えようとする姿が見られる。
(2) 異年齢交流の充実
  • 同学年だけでなく、異年齢で協力して、いろいろなことに取り組む姿が見られる。
  • 異年齢間でお互いに学び合い、教えたり教えてもらったり、助け合ったりする姿が見られる。
(3) メディアの特性を生かした利活用
  • アナログとデジタルのそれぞれの良さを理解し、その目的に合わせて選択し活用する姿が見られる。
○指導者を対象として

(1) デジタル環境および用具の整備及びスキルアップ
  • デジタルカメラを活用し、情報の切り取りを授業に活用できる。
  • 教材提示装置を常に活用し、視覚に訴えた授業を行える。
  • コンテンツを活用し、有効な授業の展開を行う。
  • いつ、どこで、どのような発問が有効であるかを常に意識できるようになる。
(2) 情報のポートフォリオ的蓄積をはかり、自由に再活用できるシステムの構築
  • 作成されたデータを効果的に検索することができる。
  • 授業のコンテンツが蓄積され、子どもの実態に合わせリメイクして授業に活用できる。
  • どの教科領域においても、誰がどの学年を担当しても同じような実践ができることから、教材準備の短縮化、合理化につながる。

公開に関する情報

  • 平成24年2月10日(金) 

    平成23年度研究発表会


  • 平成23年2月18日 京都教育大学附属桃山地区研究発表会(公開)
    言語活動の充実・異年齢交流における授業の公開の予定

  • ホームページ上活動実践を発信する。

特別研究指定期間

平成22年〜平成23年

都道府県

京都府

研究代表者

西井 薫(副校長)

学校HP

http://www.kyokyo-u.ac.jp/MOMOSYO/index.html

アドバイザー

浅井和行 教授(京都教育大学)

桃山小学校 財団活動日記の紹介

2012/02/22 人間力の追及から、学習集団を育む

2月10日、京都教育大学附属桃山小学校が、2年間の特別研究指定校の集大成として、研究発表会を実施しました。全学級(12クラス)から14授業の公開を始め、学年別協議会、講演会等が催され、200名超の参加者から、活発な質疑が繰り広げられました。

日記へ
2011/11/10 小集団活動で、自立と共生!
2011/07/07 アナログの良さを引き出す、ICT活用
2011/03/04 伝え合う、学び合うためのICT活用
2011/02/15 「子どもの側から発想した教育」を参観
2010/11/12 京都教育大学附属桃山小学校の授業研究会へ行ってきました
2010/07/09 京都教育大学附属桃山小学校に行ってきました

桃山小学校の取材記事