財団活動日記&ニュース
2011年2月15日
 「子どもの側から発想した教育」を参観
 

当財団 鍛治舍副理事長が、今年度(第36回)実践研究助成 特別研究指定校の京都教育大学附属桃山学校を訪問しました。(2月8日)

附属桃山小学校は、「子どもの側から発想した教育(創造性教育)」の考え方をベースに「自立」と「共生」の力をもった子どもの育成を目指しておられます。本助成研究では、ICTを効果的に活用することで「言葉で伝え合う力」の充実を図り、子どもたちの「人間力(未来の文化を担う力)」を高めていくことを研究されております。

この日は、京都教育大学の浅井和行先生とご一緒に1年生の体育と5年生の算数の授業を参観しました。

体育は「リズムダンス」の単元。曲のリズムの特徴をとらえ、今できるのり方で踊ったり、のり方を工夫して踊ったり、みんなとのりを共有して踊って楽しみます。「グループで踊りを楽しむ」ことを目標にした本時では、5〜6人ずつ6グループに分かれて、それぞれちがった曲で踊りを練習していました。

グループでの踊りを高めるために用意したのがデジタルカメラ。このカメラには2つの役割があり、ひとつは観客の目に見立てることで「見せる」意識を持って踊るため、もう一つは、振り返り学習の手立てとして使うためです。踊りの練習の仕方や記録映像を確認するタイミングはグループごとに子どもたちで決めます。機材の操作ももちろん子どもたちがやります。

あるグループでは、1回通しで踊った後、映像で踊りを確認していました。驚いたことに、視聴後、自発的に「前回と比べてどこがよくなったと思う?」とメンバーの発言を促す子がいました。よくなった点や改善点を全員で確認しながら次の練習のポイントを共有する様子は大変頼もしく、とても小学校1年生とは思えませんでした。ここまで「自主性」が育っていることにただただ驚くばかりでした。授業では、最初から最後まで、どの子どもも踊ることを心から楽しみ、 自信いっぱい、全身を使って表現していました。そんな様子に、副理事長も自然と体が動き、笑顔になっておられました。

次に拝見させていただいた5年生のクラスでは、算数の「くらべ方を考えよう」という授業が行われました。「どのお店で一番安くお団子を買うことができるか?」という身近な題材をもとに、 割合を使って比較することを勉強していきます。

先生は、視覚的に子どもたちがイメージしやすいようパワーポイントを使って、紙芝居形式で問題の導入を行っていました。その後の考える活動では、まず個人で考えてから、3人のグループ、クラス全体でと、ミニホワイトボードなどを活用しながら、意見を交流させていました。

本授業は教師が一方的に正解や解き方を教えるのではなく、子ども同士で意見を交流させ、教え合うことで、解決していくよう設計されていました。最後の最後まで、全員が一生懸命考え、クラス全体で答えを導き出すために意見を交流し続けていたのが大変印象的でした。

2つの授業参観を通じ、本校の子どもたちがのびのびと素直に育っている様子に副理事長も大変感動をされていらっしゃいました。


京都教育大学附属桃山小学校の今までの活動報告

京都教育大学附属桃山小学校の基本情報
平成22年8月〜12月の活動報告

財団職員によるレポート

京都教育大学附属桃山小学校の授業研究会へ行ってきました(平成22年11月9日)
京都教育大学附属桃山小学校に行ってきました(平成22年6月28日)


2011年2月15日(火)UP (中田)

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