実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

第41回特別研究指定校(活動期間:平成27~28年)

札幌市立 厚別東小学校 /平成27年度8-12月期

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研究課題と成果目標
研究課題と成果目標

取組内容
取組内容

裏話
裏話

成果
成果

今後の課題
今後の課題

公開研究会の計画
公開研究会の計画

アドバイザーコメント
必見! アドバイザーコメント

 

研究課題と成果目標

 

[研究課題]

学習科学に基づく「21世紀型スキル」形成を促す協働学習の開発
~ICT機器を活用した実効性のある学習づくりを通して~

[成果目標]

①評価表(ルーブリック)を活用した自己評価と相互評価

②学習指導要領に基づいた指導計画立案と実施の工夫による「21世紀型スキル」形成の教育活動の提案

③学習成果物を生み出す協働学習のあり方や授業の工夫・改善の具体的提案

④教科学習における「ガイドブックづくり」による研究成果の提示。

⑤次期学習指導要領の実践課題の一提案として、全国に共有していけるような授業モデルの提示。

本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応

 

[取り組み内容]

  • 宿泊学習における活用(模造紙との併用による発表会)
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  • 日々の授業での活用→実践発表会の要覧に、活動記録を入れ作成。
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  • Apple TV の配置(全学級分購入済)
  • 委員会活動の撮影
  • クラブ紹介の撮影
  • →放送委員会による映像放送
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  • e-ライブラリ(ラインズ)の導入~ドリル学習:冬休み中に研修
  • 夏休みでiPadにアプリを入れる
  • 校内研究授業(10月28日:2年生算数「かけ算」)
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  • 第一回ICT実践発表会(11月26日:6年生総合的な学習の時間 キャリア教育)
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アドバイザーの助言と助言への対応

☆10月28日の授業から

  • ICTの裏にアナログあり~ICTを補完するアナログ。全体が見えることで学習が深まった。
  • →ICTを使うための指導やルールを決め、アナログと併用しながら効果的に使用して
    いく。
  • 多様な見方はおさえがあってこそ
    協働を強調する。協働とは困り感を出すこと。自分事として取り組むこと。批判的思考も身につけさせていく。何を求める学習活動か明確にする。
  • →日々の学習活動の中で、身につけさせる力・何が大切かを考え取り組んでいく。

☆11月26日の授業から

  • 見取りのために~個々の子どもがどういうこだわり・不安をもっているか、それらが整理できているか
  • →多様な活動が行われる中で、子どもの思考を整理する丁寧な見取りを行う。
  • 基礎力→思考力→実践力をどのように身につけていくか。
    プレゼンテーション、ズレの自覚、タブレット端末の活用
  • →どのようにつなげていくかをイメージしながら授業を構成していく。
  • ICTの活用の効果は、教師の意図
  • →場面・内容を吟味しながら、実効性のある学習展開を考え、実践していく。
 

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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など)

 
  • iPadにアプリが入ったので、「具体的にこんなことがしたい」を形にできるようになったこと
  • iPadの使い方を通して、職員の交流が図れたこと
  • 全学級分のApple TVがあるので、活用できる環境を作れること
  • 学級で使いたい時間が重なり、37台のiPadが足りなかったこと
  • 使うまでの一歩を踏み出すのが大変だったこと

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成果

 
  • たくさんの職員がiPadを使って、日々の授業に取り組んでくれた。
  • 子どもたちもアプリを使いながら、学習を楽しく行うことが出来た。
  • 互いの実践にふれることで、ICT活用について知ることが出来た。
  • 校内研究でもICTを使う場面があり、授業の幅が広がった。
  • ルーブリックを作って学習を行うことで、子どもも教師も見通しをもつことが出来た。
  • 既存の学習を元に、構成し直し学習を進めることができた。

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今後の課題

 
  • より具体的にICT活用の場面を伝え、方法の一つとして使っていけるようにすること
  • 目的を明確にしたキャリア教育の流れをつくっていくこと
  • 強いリーダーシップをもって、プロジェクトを展開していくこと
  • 21世紀型スキルの何を大切にして学習を行っていくのかということ
  • 主体的な学習・協働学習をつくっていくこと
  • 本校として、ICTを活用してどのように楽しく活動をつくっていくかということ

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今後の計画

 
  • 今年度のまとめ
  • 次年度へ向けた計画づくり(校内研究とのつながりを意識しながら)
  • 従来からある行事を活用したカリキュラムマネジメント

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公開研究会の計画

 
  • 平成28年12月2日(金) 第2回ICT実践発表会(全道公開)

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アドバイザーコメント

放送大学 教育支援センター 教授 中川 一史 先生

 
中川先生

本校テーマにそって実践研究をすすめている。

特に、以下の点について、授業を通して検討した。

  • 転送のよさをどのように活用するか
    →前に出てきて指をさしながら発表するよさもある
    →模造紙などに残しておくよさもある
  • 協働の成立をどうみるか
    →学びの壁をどうつくるか
    →自分のこととしてどう実感させるか
  • 考えの整理をどう行わせるか
    →ずれの自覚
    →思考の可視化ツールとしてのICT

テーマに添いつつも、具体的な授業での検討を大事に今後も進めていきたい。

 

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