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大阪教育大学附属平野小学校 研究課題「子どもが主役になる次世代の学び ~BYOD(Bring Your Own Device)社会に対応するスマートディバイスの効果的な教育的利用~」リンク

2016年度4-7月期(最新活動報告)新着

札幌市立 厚別東小学校最新活動報告イメージ

早い時期にiPod Touch6を50台導入し、1学期の中頃から授業の実践を行うことができた。

児童にとって、iPod TouchはiPhoneに見えるようで、iPadよりも人気がある。手軽感と軽さが好評のようで……活動報告を読む

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2016年度:

大阪教育大学附属平野小学校の研究課題に関する内容

都道府県 学校

大阪府 大阪教育大学附属平野小学校

アドバイザー

豊田充崇 和歌山大学教授

研究テーマ

子どもが主役になる次世代の学び
~BYOD(Bring Your Own Device)社会に対応するスマートディバイスの効果的な教育的利用~

目的

  1. スマートディバイスを活用した教材開発と実践事例の創造
  2. 主体性・協働性・創造性を育む場面を示した実践事例集の作成
  3. 研究実践の共有化と活性化を図るために,学期に1回実践例報告会の開催

現状と課題

①今年度より文部科学省研究開発指定校に認定され,「未来そうぞう科」を核とする教育課題に関する研究を行う。
⇒教科領域でどのような授業を行うのか,どのようなカリキュラムで行うのか,定まっていない。⇒どこで効果的なICT活用をするのか。

②教員の情報共有は概ねできている。
⇒授業では,子どもの調べ学習やMessage機能を使っての情報共有やAppleTVを使って画面を映す程度に留まっている。

③グループ(4人)に1台のiPadがある。
⇒一人ひとりが操作する情報端末がない。

④各教科領域において,ICT活用の実践事例がないため,その実践が個人のものに留まっている。

学校情報化の現状

iPadが140台ほど導入され3年生以上の各クラスにiPadが10台ある。教員は,iPad-miniを持ち,メッセージ機能で情報共有している。

取り組み内容

  1. 「未来そうぞう科」における効果的なICT活用の実践授業を行っていく。その実践を集め,年間のカリキュラム作成を行っていく。
  2. 一人ひとりが自由に触れる情報端末を増やし,近未来のBYOD社会の到来を予想した,仮想BYOD空間を構築して授業を行う。
  3. 「主体性(主体的実践力)」「創造性(創造的実践力)」「協働性(協働的実践力)」という資質や能力を育成する授業を実践を行い,実践をまとめていく。
  4. 各教科領域で,授業実践に取り組み年度末に事例集としてまとめる。また,学期に1回の実践事例報告会を行い,教員同士のICT活用の交流を行う。

成果目標

  1. 各学年において「未来そうぞう科」の暫定のカリキュラムを作成する。その中に,効果的なICT利用を盛り込む。
  2. 教材開発や実践事例の創造をすることで,アクティブ・ラーニングや探究的な学習などを踏まえた新たな教育方法を取り入れた学習スタイルを確立することができるため,BYOD社会に対するスマートディバイスの教育的な利用方法を提案できる。
  3. 教科・領域にいて,児童によるICT活用を校内で共有できるため,継続的・発展的に研究を推進することができる。
  4. 児童の新たなICT活用を学校全体で共有することが可能になるため,研究教科やその他の教科指導にも生かすことが可能になり,授業の活性化に繋がる。

助成金の使途

  • iPod touch6
  • 交通費
  • 講師謝金
  • 印刷費

研究代表者

松浦 智史

研究期間

平成28年度~29年度

学校ホームページ

http://www.hirano-e.oku.ed.jp/

公開研究会の予定

  • 8月30日OpenCafe(若手教員向け講習会)
  • 11月30日 (未来そうぞう科×ICT)
  • 2月10日(金)・11日(土)授業研究発表会