・文京区立第六中学校 /平成27年度8-12月期 |
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研究課題と成果目標 |
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[研究課題] 教科教育における言語活動の促進と実践事例の定型化について [成果目標] これまでの取り組みで確認できた有用性を軸に取り組みを発展させ、自他の評価から言語活動へ扱う範囲を広げて推進し、他教科、他校でも展開しやすい事例の定型化の取り組みを行う |
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本期間の取り組み内容/アドバイザーの助言と助言への対応 |
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[取り組み内容] 8月
9月
10月
11月
12月
アドバイザーの助言と助言への対応 ・助言 教科等の本質にかかわるものに注目し、教科教育における言語活動の促進と実践事例の定型化を進めた方がよい。 ・対応 各教科の担当教員が中学校学習指導要領を基に教科の本質な思考法を設定し、具体化、ワークシートに落とし込むことを年明けまでの課題として取り組んでいる。 |
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裏話(嬉しかったこと、苦心談、失敗談 など) |
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うれしかったこと アドバイザーの先生より研究助言や励ましのお言葉をいただいたこと。研究推進について校内での協力を得ながら進められていること。 失敗談 研究を進めやすい、教員向けの雛形づくりの検討に苦心した。タブレットPC活用が進んだため、準備や調整等の運用ルール徹底の必要性が出てきた。 |
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成果 |
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校内研究推進委員会の定期開催 トップ参加の校内研究推進委員会を週1回定期的に開催、検討のスピードが高まった。 校内研修 おおよそ月1回の校内研修により、研究の軸となる言語活動と教科教育との関わりについて、視点から授業への取り入れ方まで広く検討する機会を得た。 授業における実践の増加 言語活動、タブレットPC、電子黒板などを用いた、考える授業への実践的な取り組みが増えた。 |
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今後の課題 |
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①教科の本質にかかわる思考法の設定とワークシート定型化の推進 ②「①」をもとにしたワークシート作成と授業実践 ③研究授業時に観察者が利用する視点チェックシートの完成 |
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公開研究会の計画 |
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アドバイザーコメント |
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信州大学 教育学部 技術教育講座 教授 村松浩幸 先生 |
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第六中は,「教科教育における言語活動の促進と実践事例の定型化について」をテーマに研究を進めている。第六中では,評価に着目し,ワークシートを活用することで,言語活動の教育効果を明示的にしようとしている点が特徴である。 ①思考ツールのように言語活動のベースとなるワークシートの検討 各教科の内容に関わり,本質的な思考や表現等を抽出することで,本質的かつ汎用性の高いワークシートを開発することが目標である。これは次期学習指導要領で重視されると考えられる思考力等の資質・能力に関わる内容である。次期学習指導要領を見据えて研究を進めている点は,他校もぜひ学んでいただきたいと考える。 11月訪問時にはワークシートを具体化するための全体講義とグループに分かれて検討をした。限られた時間であったこともあり,方向性は見えてきたものの,具体的な案の策定まではたどり着けなかった。ワークシートの具体化には,各教科指導について深い議論や検討が必要になるため,当然ながら簡単ではない。関連資料や書籍を読み込んでいく必要もある。タブレットPCの活用はかなり進んできたことは喜ばしいが,この大きな壁をぜひ先生方で教科の壁を越えて議論し合い,乗り越えていって欲しいと考える。先生方が冬休みの宿題として,中学校学習指導要領を基に教科の本質な思考法を設定し、具体化,ワークシートに落とし込むことに取り組んでいるので,その成果に期待をしたい。 ②教科の壁を越えて全校体制で研究を推進すること 全校体制で推進は,中学校共通の悩みである。当初はまだ課題が先生方全員で共有されているとは言い難い状態であった。しかし学校長のリーダーシップの元,研究委員会が毎週定例化され,それを踏まえて全校体制で取り組み出せたのが今学期であったといえる。ワークシートの具体化にはまだ課題が多いが,研究推進体制については,大きな成果が得られつつあると感じる。 各先生方がより主体的に,かつ楽しみながら研究に取り組めるようになっていくことが次の課題であろう。こうした取り組みをさらに進めることは,今回の研究のみならず,第六中の教育全体にもプラスになる面が出てくるのではないだろうか。特に多忙な中学校現場であるが,研究委員会の定例化はぜひ他校も学んでいただきたいところである。 第六中の1-3月期における研究およびその取り組みのさらなる進展に期待したい。 |
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