実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

篠山市立丹南中学校 研究課題「学習科学に基づく「21世紀型スキル」形成を促す協働学習の開発 ~ICT機器を活用した実効性のある学習づくりを通して~」リンク

2016年度4-7月期(最新活動報告)新着

札幌市立 厚別東小学校最新活動報告イメージ

反転授業を日常的に実践したので,生徒にとっては当たり前になった。

生徒の「あらかじめ知ってしまったことは『言いたい』,『教えたい』」気持ちが高まってきた。授業中に発表できる……活動報告を読む

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2016年度:

篠山市立丹南中学校の研究課題に関する内容

都道府県 学校

兵庫県 篠山市立丹南中学校

アドバイザー

寺嶋浩介 大阪教育大学准教授

研究テーマ

反転授業を通した予習の習慣化とICTを活用したアクティブ・ラーニング
~予習習慣を身につけ、アクティブに授業に取り組み、思考力、判断力、表現力を磨く生徒の育成~

目的

予習を習慣化させ、授業でプレゼン・リレーや協働学習、グループ討議等のアクティブ・ラーニングを行うことによって、思考力、判断力、表現力を磨くとともに、自学自習に取り組む学習習慣を身につけさせる。

現状と課題

  • 予習をして授業に臨む生徒は少ない、授業でも積極性が見られず、受け身の姿勢で、学習も定着していない。
  • 本校では、これまでに反転授業を取り入れ予習動画を作成し、活用する研究を行ってきたが、まだまだ軌道に乗っておらず、予習動画も効率的・効果的に作成されていない。より質の高いICTコンテンツ(予習動画、コンテンツ(画像)、予習プリントをまとめていう)をどのように作成すればよいか研究する。
  • 教材作成にひじょうに時間がかかるので、市内5中学校まで広げ教材作成を行い、それを市内全体で共有する。
  • 予習動画を活用する授業デザインで校内や市内で公開授業を行い、成果と課題を共有し指導力の向上に繋げる。

学校情報化の現状

ICT環境はまだまだ整っていないので、教職員の活用意識もあまり高くない。

取り組み内容

  • 丹南中学校ICT部会が中心に効率的・効果的なICTコンテンツの作成方法やICTを活用した授業デザインについて研究する。
  • 各校でもICT部会が中心に校内研修を行いICTコンテンツの作成方法やICT活用スキル研修を行う。
  • 授業ではタブレット、書画カメラとプロジェクターを活用し予習動画・予習プリントを確認し、ICT機器を活用し、プレゼン・リレーを中心としたアクティブ(主体的・能動的かつ協働的)な学習活動を展開する。(プレゼン・リレーは生徒の説明で生徒同士の集中力や理解力をお互いに高め合える)
  • 個に応じた指導が必要な生徒には、授業でも個別にタブレットで予習動画をテキストとして学習する。

成果目標

  • 予習動画を活用し予習を習慣化することでアクティブに授業に取り組む態度を育成する。
  • 授業でプレゼン・リレーやディスカッション等の協働学習を行い、自己表現をする機会を増やすことによって学習意欲が高まり、言葉の力の育成や思考力・判断力・表現力の向上に繋がる。
  • 予習の習慣化によって学習意欲が向上し、学習内容を深め合うこと(ディープラーニング)ができる。
  • 生徒が中心となって進める授業展開(プレゼン・リレー)にすることによって、主体的・能動的かつ協働的な授業(アクティブ・ラーニング)ができる。
  • 市内5中学校で組織的に実践することにより、ICTコンテンツや授業デザインを共有し活用できる。

助成金の使途

  • タブレットPC
  • 書画カメラ
  • プロジェクター
  • アクセスポイント
  • 視察費

研究代表者

赤井 敏博

研究期間

平成28年度〜29年度

学校ホームページ

http://tannan-jh.sasayama.jp/

公開研究会の予定

6月 8日 校内授業研究会
11月11日 兵庫県理科教育研究大会
11月15日 パナソニック研究助成公開授業
2月17日 篠山市ICT部会研修会