実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

山形県米沢市立東部小学校 研究課題「若手教員とベテラン教員の協働による校内OJTモデルの開発」 リンク

公開授業研究会:
・10/30(金)
2年次公開研究発表会:11/20(金)

2015年度1-3月期(最新活動報告)新着

山形県米沢市立 東部小学校最新活動報告イメージ

ベテラン教員自身にとっても学びの場となった。学校全体で教師力向上につながった。

校内研全体会を開き、今年度の成果と課題、来年度の方向性を話し合った。これまで ……活動報告を読む

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山形県米沢市立東部小学校の研究課題に関する内容

学校名

山形県米沢市立東部小学校

研究テーマ

若手教員とベテラン教員の協働による校内OJTモデルの開発

目的

若手教員に学習指導力,生徒指導力,学校運営力,組織貢献力などの能力を,学校における日々の教育活動の中で身につけてもらうOJT体制の確立

現状と課題

  • 教員の年齢構成の急速な若返りのため、基本的な学習規律や,学習内容の定着度に関わる学級格差が大きい。
  • 学習規律に対する全学級における共通した指導が,学校全体として必要となってきている。
  • 若手教員の系統的,組織的な育成システムがない。
  • 教員の資質向上を図るための校内研究になってない。
  • ICT機器の整備が遅れており,教科指導におけるICT活用が進んでいない。

取り組み内容

A:「学習規律・学習指導の手引」の作成
  • 学習規律をリストアップし,その指導方法について検討整理する。
  • 1年次は習得に関わる学習指導方法を洗い出す。
  • 講師を招き学習指導の手引の助言を求める。
  • 2年次は1年次に作成した手引きを活用実践し,改善と修正を加え,ブラッシュアップを図る。

B:ICT活用を含んだ「授業研究会」「ミニ授業研究会」
  • 年3回の「授業研究会」と学期1回の「ミニ授業研究月間」を実施する。
  • どの児童もわかる授業をめざし,「学習規律の徹底」と「ICT活用」を授業づくりの両輪とし、日常的に実践を積み重ね,多くの授業を見合う。

C:「校内OJTモデル」の開発とリーフレット化
  • 「若手塾」という研修会を定期的に実施する。
  • 東部小OJTモデルとしてリーフレットにまとめ、市内小中学校へ配布する。
  • 学校ホームページよりダウンロードできるよう公開するなど,本市のみならず,全国の学校や自治体にも参考となるように情報発信をしていく。

予想される成果

A:「学習規律・学習指導の手引」の作成から
  • 学習指導の基礎基本を全教員確認する。
  • 教員の経験年数にかかわらない均質な学習が児童に提供できる。

B:ICT活用を含んだ「授業研究会」「ミニ授業研究会」
  • 「わかる授業」の日常的な実践が,児童の学力向上につながる。
  • 日々の教育活動の中での意図的,計画的,組織的かつ継続可能な研修体系の確立する。

C:「校内OJTモデル」の開発とリーフレット化
  • OJTの日常化が促進し,全ての教員にマネジメント力が育つ。
  • 開発した「学習規律・学習指導の手引」「若手塾」の内容から「校内OJTモデル」にまとめ,リーフレットとして市内小中学校に配布することで,啓蒙普及する。
  • 教務主任会,教頭会,校長会などの研修資料として活用する。

助成金の使途

  • 実物投影機×10
  • 先進校視察
  • 講師謝礼
  • 印刷費等

特別研究指定期間

平成26〜27年

都道府県

山形県

研究代表者

鹿俣由佳

学校HP

http://www.educ.yonezawa.yamagata.jp/toubu/

アドバイザー

堀田龍也 教授(東北大学大学院 情報科学研究科)

山形県米沢市立東部小学校の年間スケジュール(2年間)

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