実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

行事:助成金贈呈式
第33回(平成19年度)

第35回(平成21年度)

第34回(平成20年度)

第33回(平成19年度)

第33回(平成19年度)実践研究助成
− 助成金贈呈式を開催 −

 平成19年度 「助成金贈呈式」が、5月11日(金)に 文部科学省 他多数の方々のご臨席を得、東京・芝パークホテルで開催されました。

 第33回 実践研究助成』70件(出席68件)の助成先に遠山理事長より奨励状が贈られました。

 奨励状授与の後、「くるま座ディスカッション」を実施しました。「くるま座ディスカッション」では、校種ごとにグループに分かれ、互いの実践概要(計画)を発表し合い、審査委員から実践にあたってのポイントの助言を受けるとともに、助成先相互のアイディアの共有化をはかりました。グループ協議により課題が見出されたことを踏まえ、纏めにかえて大阪教育大学の木原俊行教授より、実践研究を推進する上でのポイントを総括いただきました。

実践研究推進の決意をあらたにしていただく、実り多い式典となりました。

実施概要

贈呈式
来賓ご紹介
理事長挨拶 理事長 遠山 敦子
来賓ご祝辞 文部科学省 生涯学習政策局 参事官 後藤 篤二 様
審査経過説明 常務理事 赤堀侃司
助成金贈呈
(第33回 実践研究助成)

遠山 理事長 挨拶
 
奨励状の贈呈
くるま座ディスカッション
  • 学校種ごとにグループ単位で、取組み概要(計画)を発表し合い、アイディアや情報の共有化を図りました。
  • 審査委員からアドバイスを受け、成果の共有化を図りました。
  • 大阪教育大学の木原教授より、実践研究を推進する上でのポイントを総括いただきました。(木原先生のご厚意によりスライドを公開いただきました。)

 

審査経過説明(要旨)
松下教育研究財団
赤堀 常務理事
  • 「実践研究助成」は、初等中等教育を対象とした研究計画への助成であり、今回は、260件という、例年を大きく上回る応募の中より厳正な審査の結果、本日の70件が選ばれました。採択率は実に、3.7倍という高いものであった。

  • 内容面においても、例年に増して高いレベルのものであり、助成をさせていただくのに相応しいレベルのものでも採択の適わないものがあり、審査委員は大変に苦心した。

  • 多忙な教育現場にあって、研究計画を練り、周囲の方々のご理解を得、申請書を書くということは、とても力の要ることであり、先生方のご努力、ご精進に敬意を表する。

  • 今回、助成を受けられた方々は、次の点が評価された。
    1. 研究テーマとしては、情報モラル、リーダー養成、学校間連携や学校外部との連携、学校現場の先生方が開発することに意義のあるものなど、切迫した教育課題や今日的意義、お役立ち度の高いもの
    2. 課題が焦点化されており、目的・方法論・機器の活用方法、助成金の使途、成果に一貫性があり、明確かつ具体的に記述されているもの
    3. 申請課題に対し、これまでの蓄積があるものや組織・体制づくりなど準備状況の整っているもの
    4. 他の学校や他の地域への波及効果のあるもの。成果を積極的に公開しようとする姿勢のあるもの
    5. 熱意の感じられるもの

  • 上記のようなことが適っていないものは当然、評価が低くなるが、次のようなものは特に問題となる。
    1. 個人情報、セキュリティー、著作権、などに問題のあるもの
    2. 課題と助成金使途の関係が不整合なもの

  • 本日、お集まりの先生方が、それぞれの助成の主旨に沿い、研究を推進いただき、相互の成果を活かし合っていただくことを期待している。