財団活動日記&ニュース
2011年3月2日
 子どもたちの表現力を育成するICT活用
 

中村西小学校で公開研究会が2月15日(火)に行われました。
今回は、財団の特別研究指定校と練馬区の教育課題研究指定校としての中間発表会として開催されました。

4月に財団の特別研究指定校としてICTの活用に取組んでこられて以来、文字通り学校を上げて全職員で取り組んでこられました。

今回の公開授業でも授業の中で効果的にICTを活用しておられました。またどの授業も研究テーマである、「表現する楽しさを味わう子」の育成を意識したものであり、素晴らしかったのですが、ここでは図工の授業を紹介したいと思います。

1年生と6年生の図工の授業では、〜対話型鑑賞会〜ということで、1年生と6年生がペアになり、それぞれが描いた自画像について、その説明と感想を言い合います。どの子どもたちも本当に一所懸命に説明し、必死に聞いて、真剣に質問をし合っていたのが印象的です。自画像にはタイトルをつけているのですが、それが感性にあふれた素晴らしいものでとても感動しました。
「希望の顔」 「試合の前の緊張」 「もう一人の私」・・・・
そんな子どもたちの感性を引き出す授業をされている先生には、敬服します。

 

また、電子黒板を使った子どもたち自身による"プレゼン"も、自画像を「大きく映す」効果が出ていて、子どもたちは興味深く鑑賞していました。

 

公開授業の後には、先生自らがICT機器の使い方を説明する「ICT体験コーナー」がありました。実際に使われた先生方の説明はやはり説得力があります。(メーカーが行う機能中心の説明と違いますね)

 

その後は、先生方による「研究報告」と玉川大学の堀田先生の講演です。堀田先生は、4月から中村西のご指導をしていただいており、研究の方向性と進め方について、アドバイスをしてこられました。講演の内容は、さすがに分かりやすかったです。以下、印象に残ったお話です。参考にして頂ければ幸いです。

  • 実物投影機で大きく映す
    子どもたちが注目・集中する
    これは実は1年生(低学年)ではとても難しいこと。

  • ICTの日常化が何より大切。

  • ICTを活用するとひとつひとつの理解が早まる

  • 子どもの発言やワークシートの記入内容をしっかりと拾うことが大切
    これはICTがあってもなくても同じこと

  • 新学習指導要領は中身が濃い
    効率的に繰り返し学習させるためにICTが活用できる

  • ICT(実物投影機)で「何を映したか」「その時教員は何をしたか」
    これらを先生間で共有し、蓄積し分類することが大切。
    ICTは(授業の中の)"場面"で効く

中村西小学校は、先生方の仲が良く、みんなで子どもたちのために、研究を進めていこうという風土があります。
ICT活用に関しても、日常的にその使い方や目的について議論をされています。
(その成果物として、「ICT活用分類表」を作成されました)

来年からは、いよいよ、研究テーマの核心である、『表現力』の本質に迫ります。子どもたちに身に付けさせたい『表現力』とは具体的に何なのか、そのためにICTをどう活用するのか。
今後の中村西小の取組がとても楽しみです。


中村西小学校の今までの活動報告

中村西小学校の基本情報
平成22年度8〜12月の活動報告

財団職員によるレポート

「1人の百歩より、100人の一歩」 (平成22年12月3日)
練馬区立中村西小学校へ行ってきました(平成22年9月30日)
中村西小学校(特別研究指定校)を訪問しました(平成22年5月19日)


2011年3月2日(水)UP (桐井)

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