財団活動日記&ニュース
2011年2月4日
 1年目で"ICTの便利"を実感。だから2年目は"ICTのよさを明確にする"

〜 本荘小学校「学習活動発表会」報告 〜

 

「心機融合と学びの連続で、児童の確かな学力の育成
       〜人とICTのよさを活かし、学校と家庭の学習を連続させて 〜」

★ 心機の心は教師の存在。機はICT。学びの渦を巻き起こすのも教師!
★ 与える学びではなく、子ども達も求める学び

第35回実践研究助成 特別研究指定校の岐阜市立本荘小学校が「学習活動発表会」を実施し、2年間の取り組み成果を公開しました。(1月28日)

助成1年目の昨年は、"とにかく使ってみる"を合い言葉に、全教職員が敢えて足並みを揃えたICT活用を日々実践し、ICTの日常的活用を実践し、先生方は"便利"を実感なさいました。
ICT活用が"いつでも、どこでも、だれでも"となった、今年は、その土台に先生方が各自の創意工夫、特徴を積み重ね、"ICT活用のよさを明確にする"実践を行ってきました。

また、本荘小学校の研究課題には、"心機融合"とありますが、これは、"ICTと人のよさを活かす"ということです。
本荘小学校では、子ども達がはじめに"学習の見通し"をもち、最後には"学びの実感"が得るこという子どもに軸足を置いた学びを大切にしています。
(授業ではなく学習活動と呼んでいるのもそのためです。)

このような考えのもとに、
@ 個の支援のニーズに応じた学習内容の理解と定着(習得型の学力)
A 集団の学び(学び合い)に応じた思考、表現を促す(活用型の学力)
のためにICTを効果的に活用した「学習活動」を実践しています。

当日は、全21学級が「学習活動」を公開し、その後の全体会では、本荘小学校の先生方による「実践報告」と、宮崎大学の新地教授(訪問アドバイザー)と、地元の岐阜県の岐阜大学 益子教授、岐阜市教育委員会 松巾指導主事の先生方による「本荘小学校の学習活動に学ぶ」と題した鼎談で、多角的に本荘小学校の2年間の実践と成果を明らかにしていただきました。

○ 学習活動

・友だちの指揮、先生のピアノ伴奏、デジタル教材、に合わせて、心機融合で合唱
(6年 音楽)
 
・スクリーンと板書(教科書とテープ図)の融合 (2年 算数)

○ 鼎談 「本荘小学校の学習活動に学ぶ」

ご登壇の三名の先生方は、本荘小学校の実践を次のように解き明かされました。

【新地教授(宮崎大学)】
教育技術を劇的に大きく変えなければならない取り組みではなく、従来の教育技術に付け足していった。その時に校長があらゆる場面で先生方の取り組み(ICT活用、教科書活用)に価値付けを行った。
子ども達の学びたいものとして授業を引き取らせている。
【益子教授(岐阜大学)】
教室という小さな社会の学びと学校を出た後の大きな学びを連続させた。
教科書という共通教材の活用により、授業の組み立て、見取りがしやすくなったのはないか。
【松巾指導主事(岐阜市教育委員会】
ICTの活用が透明化している。
「分かる、できる」授業の本荘小学校モデルを確立させた。



本荘小学校の今までの活動報告

本荘小学校の基本情報
平成22年度8〜12月の活動報告

財団職員によるレポート

岐阜市立本荘小学校の授業研究会へ行ってきました(平成22年10月13日)
本荘小学校(特別研究指定校)を訪問しました(平成22年5月10日)


2011年2月4日(金)UP (三田)

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