実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に対する助成制度)

勝山市立村岡小学校 リンク

2012年度1-3月期(最新活動報告)

勝山市立村岡小学校最新活動報告イメージ

研究の成果と今後の課題

平成22年度から「いつでも,だれでも,どこででも」を実践して,ICTを活用しながら,教師も児童も楽しく授業ができるようになった……活動報告を読む

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村岡小学校の研究課題に関する内容

学校名

勝山市立村岡小学校

研究テーマ

楽しく なるほど よく分かる 授業づくり
〜ICTで分かりやすく伝えて〜

本実践の
セールスポイント

「できなかったことができる」「分からなかったことが分かる」「見えなかったことが見えてくる」知的な驚きと楽しさのある授業で、学習意欲・基礎基本の学力・伝え合う力の向上を目指したい。

現状と課題
(申請理由)

「かかわり合いのあるあたたかい学級づくり」「説明する力の育成」「相互交流による振り返りの場づくり」に重点をおいて研究を進めてきた。その結果、基礎的・基本的な知識及び技能をもとに児童たちで考えを交流する場面が少しずつ見られるようになってきた。しかし、ICT環境の充実と児童の「話す力・伝える力」の向上が課題となった。

  • ICT機器環境が整っておらず、各学級で自由に使うには困難である。
  • ICTを活用した授業スキルの向上を目指す研修が難しい。
  • デジタル教科書を使用したいが、全学年分は無理である。
  • 伝え合う力(適切な表現力と正確な理解力)を向上させるためのICT活用授業の提案をしたいが、暗中模索で指導助言が必要である。

予想される成果

1. 基礎的・基本的な知識・技能の習得と学習意欲の向上


  • 「どこに注目すればよいのか」「今、何をすればよいのか」を視覚的に提示することで、学習意欲と集中力が向上する。
  • ドリル学習により「分かった」「できた」という実感が得られ基礎学力の向上が期待できる。
  • 教師と児童の言語技術(言葉を道具として使う力、特に場に応じた発声の基本技能)の向上が期待される。

2. 伝え合う力(適切な表現力と正確な理解力)の向上


  • 驚きを喚起する教材コンテンツや伝え合う場のある言語活動を促進する資料により、自分の考えを発表しようとする児童が多くなる。
  • デジタル教科書などのICTと発問・指示を組み合わせた教材で、伝え合うことを楽しみながら、適切な表現力と正確な理解力を育成することができる。

公開に関する情報

<平成23年度>

5月 <指導主事学校訪問日>
研究授業(高学年)
市の指導主事による指導
市内教職員に公開
6月 <校内研究授業会>
研究授業(低・高学年)
外部講師の指導
奥越ブロック(勝山市・大野市)教職員に公開
10月 <授業研修会>
全員が普段の授業の様子を公開
外部講師による指導
  <指導主事学校訪問>
研究授業(低学年)
公開授業(全学級)
市の指導主事による指導
市内教職員に公開
  <福井県視聴覚教育研究大会>
公開授業(全学級)
県内の教職員に公開
外部指導者によるパネルディスカッション


<平成24年度>

・市内各小中学校に校内研究会を公開
・ホームページに平成25年2月22日(金)の研究発表会の1次案内を掲示
・勝山市「確かな学力推進研修会」に本校の研究を紹介(8/1)
・日本教育工学研究会全国大会石川大会に研究を発表予定

特別研究指定期間

平成23年〜平成24年

都道府県

福井県

研究代表者

伊藤 誠一(校長)

学校HP

http://www.city.katsuyama.fukui.jp/school/e-muroko/muroko/mein1.htm

アドバイザー

高橋 純 准教授(富山大学)

村岡小学校 財団活動日記の紹介

2013/03/14 「楽しく なるほど よくわかる」授業改善で学力向上
2月22日に当財団の特別研究指定校である勝山市立村岡小学校の公開研究会に参加させていただきました。村岡小学校では「楽しく なるほど よく分かる 授業づくり 〜ICTで分かりやすく伝えて〜」を研究主題に日常の授業でのICT活用の実践研究に取り組まれてきました。
日記へ
2012/12/26 子どもたちにわかりやすく伝えるためのICTの日常的な活用
2012/09/26 ICTを活用して意図を明確にした教材の見せ方が大切
2012/02/09 ICT活用の日常化のあとにくるもの
2011/12/09 ICTが支援する「どうぶつになりきろう」
2011/11/09 これまでの授業スタイルを踏襲した無理のないICT活用
2011/07/08 ICTは教師の指導力をより高めるために使う
2011/03/04 基礎基本の学力を基盤とした伝え合う力の向上を目指して