実践研究助成(初等中等教育現場の実践的な研究に関する助成制度)
行事:成果報告会
分科会2/第34回(平成20年度)
第2部【分科会II】 3分科会で成果報告と協議
校種を混在した形の3分科会で、成果報告とその内容について協議を行いました。
※それぞれ視聴取材できた一部のみ、要点を紹介します。
[1分科会]
 第1部において、B・D・G・Iの各分科会に属していた学校で構成されました。
 このうち宮城県岩沼市立岩沼小学校の加藤 琢也教諭は、"理科室を楽しい学習スペースにするため"学びの場として整備に注力した一例として、ドーム型プラネタリウムを使った授業の様子をビデオで紹介されました。
[2分科会]
 第1部において、C・F・Kの各分科会に属していた学校で構成されました。
 このうち「生徒を主体とした"見える校内放送"」が研究テーマの長野県松本ろう学校・宮崎 純夫教諭(*現在は千曲市の中学校勤務)は、まず児童・生徒による放送委員会を発足させ、自主的な活動をする取組みを支援するため独自システム("誰でも、どこでも"のローテクで!)の構築など、苦心の過程を紹介されました。
[3分科会]
 第1部において、E・H・J・Lの各分科会に属していた学校で構成されました。
 このうち「"伝えあう"ことから始まる"思いやり"あふれる学校づくり」が研究テーマの愛知県岡崎市立甲山中学校・村田貴志教諭は、生徒自身の手で「いじめ撲滅ビデオ」を制作し、その作品が地元CATVで放送されて市民から学校宛にメールが寄せられたことなどを発表。「外部からの声に耳を傾けることによって、"いじめ"に関して生徒自身が自分の意見を出し始めたので、ICT機器を使って生徒の声を引き出して行きたい」と結ばれました。